売るときは買う時よりも円高がいい。

「楽観」から「警戒」へ、米中協議がまたも不透明に

 お疲れ様です !
昨日の米国株式市場では、ダウ工業株30種平均が5営業日ぶりに反落し、前週末比301ドル87セント(1.22%)安の2万4404ドル48セントで終えました。
昨日の市況です。      

前日比比較 米ダウ   -1.22%     年初来  +4.61%
ナスダック                 -1.91%  〃            +5.80%
S&P500                      -1.42%     〃         +5.00%
                
前日の経済統計で中国の景気減速が鮮明になり、世界経済の先行き懸念が再燃したほか、
22日に開幕した世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)のパネル討議で世界最大のヘッジファンド、米ブリッジウォーター・アソシエーツ創業者のレイ・ダリオ氏が「次の景気後退を最も懸念している」と述べたことも、相場を引き下げる要因になったようです。

      

 国際通貨基金(IMF)が21日、2019年の世界経済の成長率予想を下方修正したこともや、中国当局が同日に発表した18年の実質成長率は6.6%という28年ぶりの低水準の結果も、連休中に発表になったニュースがすべてマイナスに作用したようです。
また、月末に開催予定の閣僚級の米中貿易協議について「トランプ米政権が予備協議の開催を拒否した」とFTが電子版で報じたことも下げ幅を広げる原因になりました。


決算についても、ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)が18年10~12月期決算を発表しましたが、最終損益が黒字に転換して売上高や特別項目を除く1株利益も市場予想を上回って結果はよかったのですが、最終的には1.89ドル安の-1.45%と株価には反映しませんでした。


これだけ悪いニュースが重なってくると、好決算の発表があっても支援材料にはならないかもしれませんねぇ。
主要500社で22日までに四半期決算を発表した61社(1割強)のうち約8割の発表利益が市場予想を上回っているという好条件と、世界景気の先行き懸念との綱引きが今後ますます強くなっていくようです。


ところで、
【確定申告の準備に入りました】
       
確定申告の時期が近付いていますね。私も準備のために取引資料や配当金の資料をまとめております。

             
みなさんは特定口座での取引がほとんどでしょうが、私の場合は前の取引証券会社が特定口座の設定がなかったので何年も自分で確定申告をしてきました。
普段が几帳面な性格じゃないのでこうした作業にずいぶんエネルギーを使います。
株式を移管して一般口座で管理していたのですが今回も一般口座分の損益を確定申告するための準備です。
外国源泉税についても5年間さかのぼって申告ができるということでまだ課税額が少ないため、面倒だから来年以降ぐらいから勉強して取り組んでみます。


資料をまとめていて驚いたのは、さほど積極的に売買していないと思っていたのですが、結構多かったのに驚きました。
私が利用している証券会社は SBI証券です。


2018年の取引件数  株式 45件 ETF   8件 中国株 2件  計 55件(NISA 4件)
取引費用(手数料・税)  104,539円 一件当たり 1,900円です。


2017年の取引件数  株式 18件 ETF 14件 中国株 1件  計 33件(NISA 9件)
取引費用(手数料・税)  31,899円 一件当たり 966円です


株式を始めたころの手数料を思い出しました。だいたい一件1万5千円~2万円ぐらいでした。今は、ほぼ10分の一ぐらいですね。


税務申告は誰でもそうでしょうけど、苦手なんです。
運用の失敗で2008年のリーマンショック以来、損金繰り越し(損金繰り越しは3年まで可能)で確定申告してきまして処理が終わったら、今度は、2015年のチャイナショックで損失が出て、その損失分を2018年で最終清算しようと思っています。


【売買時の為替レートについて】
みなさんは株式を売却するときに為替レートを気にしますか?
売却時に円貨清算する場合は、円安で買い付けた株を売却するときに為替が円高になっていると、為替差損が出て株価が上がっていたとしても、円での清算段階では利益が下がったり、場合によっては損失が発生してしまいますね。


今は、どの証券会社でも外貨清算できるので円転をしない限り、為替の影響は受けませんよね。
しかし、譲渡益については円換算で行われるため、税務上は売却損益は円で計算するので売った株式が外貨のままであっても損益上は円で計算でされます。
そうすると、円安で売って円での利益が上がっても株価が上がっていないから資産は増えずに税金だけ見かけ以上に高くなってしまいます。
だから、買付をした時点よりも売却した時点の為替は円高のほうが絶対にいいと思っています。
昔は米国株でも、売却すると円貨決済だったんですよ。売ってから再度買おうと思うと外貨購入をしてから買い付けることになるから為替のの影響を受けます。
だから売ろうと思ってもなかなか売ることができずに塩漬けになる可能性がとても高くなりました。
それに、売った後、安くなったから再度買い付けようとするとまたも為替手数料の影響を受けます。
こんな制度では、外国株投資が日本で根付くわけはありませんよね。


日本では外国株の投資にはそんな歴史がありますから、多分、昔から米国株取引をしている人で、ネットではなくて今でも証券窓口で取引している人たちの中には、いまだに売買については、そんな感覚をもって長期保有をしている投資家さんもいると思います。
特に私よりも10歳以上ぐらい年配の投資家さんの中には、結構いると思いますよ。


今の若い方々にはちょっと信じられない感覚かもしれませんね。


最後に、今日は大きく株価が下げましたが、視界不良のマーケットの中でますます霧が深まりつつあります。
下げても、むやみに動かず、キャッシュ比率を高めることを心がけます。


それでは、みなさまよい投資を !

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