円高が加速、日本の投資家には更なる逆風が

こんにちは!
米ドル/円 110.27 と円高が進んでいます。
25日の日経平均株価は 19,155.74円(-1,010.45円)と大幅下落に見舞われました。

2万円の節目をあっさりと割って、底が見えない状況になってきています。
原因として米国債券市場における「逆イールドカーブ」や、原油安、さらに中国通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)問題が飛び出し、米連邦公開市場委員会(FOMC)では、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長のタカ派的な発言に対する批判、トランプのパウエル議長批判やその火消し役に回ったムニューシン氏の対応の裏目などなど。


日経平均ベースの予想PER(株価収益率)は10.7倍まで低下し2012年末からのアベノミクス相場の平均(約15倍)から大きく下方に乖離(かいり)しました。
更にPBR(株価純資産倍率)にいたってはついに1倍を下回って0.99倍(加重平均)となりました。
これは12年11月以来6年ぶりに1倍割れということです。
1倍割れというのは企業で言うならば解散価値を下回ったということで企業業績が赤字にならない限り、理論的には説明できない。
経験則が通じるなら日経平均の1株あたり純資産である1万9300円台は下値のメドになるはずなのですが・・・・・・・。

      

現在のマーケットの動きには、どれが株安の原因なのか分からなくなってきており『複合不況』ならぬ『複合株安』の様相になってきている。
ただ、今回の株安はAIによる自動売買システムやETFの資産拡大、が複合的に加わって一方向に一斉に動くとう特異性が加わっているそうです。
ETFの構成銘柄の大型優良株はウェートが大きいため、より激しく売られています。
そこにはファンダメンタルの良し悪しなど基本的要素は二の次になっています。


そんな状態が米国市場で起きているため、海外投資家がリスク回避の円買いに走り、更には円高リスクで日本株が激しく売られているのです。


私も個別銘柄ではマイクロソフトとビザ、マクドナルドを保有しています。
マイクロソフトやビザ等は、他のハイテク株と比べても死角の見当たらない鉄板銘柄と確信して保有しているのですが大きく下落しています。

ごらんの通り、11/30に比べて軒並み 15%ほど下落しています。
私は、自身のカットラインを決めているため、今夜の市場が空いて更に下落したらほぼすべてを売却し、しばらく静観の姿勢を取るつもりでいます。


売却した資金は、ドルで保有しますから今の為替レートは売却損益にはマイナスとなりますが、これも8月にテンセントを売却した売却益を相殺して税金対策できます。
また、今回の売却で一般口座での保有がなくなるので、今後は確定申告が楽になります。
損益通算の繰り越し分の損失も今年の分で清算できそうですし。


と勝手にメリットを言ってますが、負け惜しみがホンネです。


年末まであとわずかですが、2018年は円相場が大半の通貨に対して年初比上昇する「円1強」の年になりそうです。
今までは米利上げやその背景にある好調な米景気がドルの買い材料として意識されて、ドル高円安の基調のが続き、日本企業の業績にも好影響を与えてきましたが、ここにきて、米中貿易戦争激化による市場混乱を受けて、「安全通貨」と目されている円を買う動きが強ってきました。
これには対中貿易戦争激化の悪影響などもあり、いつまでも好調な景気拡大が続くことはないとの見方が増えている。2019年中に米利上げが打ち止めになるとの予想も広がっており、ドル安圧力がかかるようになってきたからです。


最後に、今の時間でマーケットを見たら「日経平均」が300円ほど上昇し、為替がドル/円て゛110.6円台と0.3円ほど円安に動いています。


やはり下げすぎということで、株価も19,300円を上回って推移しています。
このまま、うまくいってくれたらいいのですが・・・・・・・・(笑)


ではみなさま、良い投資を !

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