アップルの決算結果です

こんにちは!
29日の米株式市場でダウ工業株30種平均は反発しましたが、ナスダック総合株価指数は続落し、アップルやアマゾン・ドット・コムなど主力株が軒並み下落しました。
ダウ工業株上昇には、工業製品・事務用品大手スリーエム(3M)など、四半期決算が市場予想を上回った銘柄が買われたことが要因となりました。
指数動向です。


1月29日:アップルの2018年10~12月期決算が発表されました。
結果は以下の通りでした。

(1B=10憶ドル)
Current Qtr. (2018年12月)
Earnings Estimate(EPS見積り) 4.17
EPS Actual(EPS実績) 4.18⇒市場予想をわずかに上回る
Revenue Estimate(収入見積り) 84.04B

Revenue Actual(収入実績) 84.31B ⇒前年比5%減


Next Qtr. (2019年3月)  
Earnings Estimate(EPS見積り) 2.64

Revenue Estimate(収入見積り) 58.99B⇒55.0B~59.0Bに修正
(※ 前年同期実績 61.1B)


減収の要因は、主力商品である「iPhone」の中国販売が想定よりも落ち込んだことでした。
iPhone事業の売上高は15%減。中国事業が27%減の131億6900万ドルと、17年4~6月期以来6四半期ぶりに減収に転じました。
中国は景気減速で高価格帯のアップル製品の販売に陰りが出ています。
アップルは今年に入ってiPhoneの値下げに動くなど、世界最大のスマートフォン市場である中国でのシェア維持に向け対応が迫られています。


米国や欧州、日本など中華圏以外の地域の売上高の合計は711億ドルと前年同期比1%増。中国事業の不振が業績全体の足を引っ張りました。


また、同時に発表された19年1~3月期の業績予想では、売上高が前年同期比3~10%減の550億ドル~590億ドルになると予想しました。


純利益は0.5%減の199億6500万ドルでした。
最低価格が1099ドルの最上位モデル「XS Max」を18年9月に発売したことで18年10~12月期のiPhoneの平均単価はなお高値圏にあります。


18年通年のスマホの年間出荷台数では中国の華為技術(ファーウェイ)がアップルを逆転し、韓国サムスン電子に次いで初めて世界2位に浮上した可能性があります。


同日のアナリスト向け決算会見ティム・クック最高経営責任者(CEO)「かつてと比べて顧客が古いiPhoneを長く保有し買い替えなくなった。それに新興国を中心としたマクロ経済の変調が加わった」と10~12月期を総括し、中国を震源とするスマホ事業の低迷を改めて認めました。


その他にスリーエム(3M)四半期決算が発表されました。
2018年10-12月期決算(前年比)
売上高 79億4500万ドル (-0.6%)
純利益 13億4700万ドル (約2.6倍)
1株利益  2.31ドル  (予想を上回る) ※調整後


以上、決算に関しのお知らせです。

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