リスクヘッジをかけてみました。

こんにちは!


米国企業の決算もこのあと残っている企業については、
12日に、バイドゥ、アンダーアーマー、14日にコカ・コーラ、アプライドマテリアルズ、シスコシステムズ、AIG。
15日にエヌビデア、クラフトハインツ、ペプシコといったところでしょうか。


経済指標に関しては、13日の米消費者物価指数(1月)や14日の中国貿易統計(1月)、ユーロ圏の実質GDP(10-12月期)、米製資産者物価指数や15日の中国生産者、消費者物価指数、米穀小売売上高、ミシガン消費者マインドなどの経済指標が発表されます。


これらの結果と、地政学的リスクのからみで市場は左右されると思います。


今後は世界景気が鈍化する中で、企業収益も全般的に減速すると考えられます。


世界の株式市場の時価総額の半分以上を占めるアメリカ市場では、企業の利益の伸びは2018年は21%と8年ぶりの高水準に達しましたが、2019年は4%程度まで減速するとみられています。


その理由として、法人税減税による一時的な浮揚効果が剥落することに加え、関税の悪影響が表れ始めるからです。


一方で、新興国の増益率は9%程度と、アメリカやユーロ圏(同5%程度)、日本(0%程度)と比較すると相対的には魅力がありそうです。


下図は2019年の各国別のEPSの伸び予想です。

以上のように、米国のEPSの伸びの減速が大きくなってくると思われます。


但し、新興国の中でも中国だけは厳しい見通しがいろいろ出ております。


中国の経済減速が想定以上に大きくなってきています。


中国企業の業績にも急ブレーキがかかってきており、10-12月期決算で上場約3600社のうちの1070社が減益 、400社が赤字に陥ると発表されました。


更に、貿易関税の影響で産業資材への値下がり圧力が強まっており鋼材などに供給過剰の兆しが出ており、繊維原料や大豆も過剰感も根強くなってきています。


雇用面においても、統計によると会社員の年末賞与は平均で7100元(約11万円)となっており、前の年より2.4%減りました。
支給された人の割合も66%から55%に下がり、政府が公表する都市部の「調査失業率」は5%を挟んで推移しているそうです。
一見安定しているようにみえますが、仕事の見つからない出稼ぎ労働者が農村に帰るケースが増えていて、失業率だけで実態の把握をするのは困難だとみられています。


米中貿易協議の3月1日期限までに合意できなければ価格の下落が更に多くの商品に広がり、世界景気を腰折れさせるリスクがますます高まりそうです。


現在のような保護貿易が続くことにより自由貿易の秩序が壊れてしまうと、1930年に米国で起きた農産品など幅広い輸入品に高関税を課す「スムート・ホーリー法」の再現になってしまう恐れが無きにしもあらずです。


当時は、これに追随して英国も関税を引き上げるなど、自国産業を守るため世界各国が軒並み貿易制限にかじを切ったことで、輸出の低迷を招き、世界大恐慌を深刻化させたといわれています。


2月8日の市況と保有資産の状況です

続いて

市況については、ニューヨークダウが—63.2ドルの25106.33ドル、S&P500が+1.83の2707.88ポイント、ナスダックが+9.846の7298.198ポイントで引けました。


欧州連合(EU)の欧州委員会や英中央銀行が7日に経済見通しを下方修正したことに加え、8日にはオーストラリア準備銀行(中央銀行)が経済見通しを引き下げました。
世界経済の減速が米企業業績を押し下げるとの見方から景気敏感株を中心に売りが出ました。


以上のように、これからは一進一退の微妙な展開が想定されると思いましたので、私のポートフォリオにというDirexion Daily S&P 500ベア3倍シェアのETFを少し加えてみました。


私のポートフォリオはご覧のように個別株とETFが同比率になっています。


基本的に個別株30%、ETF30%、現金同等物30%というようにしていますが、ETFの中身も、ハイテク中心の「QQQ」から配当重視の「HDV」、新興国の「VWO」と株式とETFに分散するだけではなく、ETFの中においても分散させています。


今回は、更にリスクをヘッジする意味で「SPXS」を追加してみました。


ウェートを3.5%にとどめているのはこのETFはS&P500指数の3倍のプット・ポジションになっているため、バランス上は敢えてこの程度にとどめました。


リスクヘッジをかけてみた理由はチャートにあるように、モメンタムの転換点にきているのではないかと思ったからです。

上のチャートにあるように、200日移動平均線が上値抵抗線になって100日移動平均線まで下がっています。
更に、フィボナッチ比率で-9%の下落となっており-23.6%の2650ポイントまで調整するのではないかと、そんな気がしたのが理由です。(それ以外の根拠はありませんが)


はてさて、どうなりますやら・・・・・・。


私は、以前のチャイナショックの際にベアETFにウェートをかけたポートフォリオを組んだことで相場の好転に乗り遅れた反省があるため、こういうリバレッジの高いプットETFはあくまでも「お守り」ということにしました。


当面は、取り敢えずはこのようなスタンスで様子を見ていこうと思っています。


失敗しても、損切ルールに従って処理していくだけですので。


過去の失敗の反省をもとにした私個人の勝手な運用方針です。


投資は、ご自身の判断でおこなっていただきますようお願いいします。


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