2019年の展望について


おはようございます。

昨夜のマーケットはなんとか反発しましたが、後半で上げ幅縮小となりました。

8日の米株式市場でダウ工業株30種平均は3営業日ぶりに反発し、前日比82ドル66セント(0.4%)高の2万3675ドル64セントで終えた。前日まで大幅続落した反動で、自律反発を見込んだ買いや押し目買いが入りやすかった。ダウ平均は334ドル高まで上げる場面があった。ただ、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を19日に控え、午後は買い見送りムードが強まり、伸び悩んだ。

                                                                                         — 日経 —

医薬・日用品のジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)が17日夕に自社株取得枠の設定を発表し、3営業日ぶりに反発しました。
ただ、午後に入って買いの勢いが弱まり、米原油先物相場が大幅に3日続落し、エクソンモービルやシェブロンなど石油株が売られたのも相場の重荷になった。


さて、2019年についていろいろな見方が出てきています。


今の市場状況は・・・・

    
先週末からの株価下落の局面には、世界景気の先行き不透明感が根強く、割安感が増してきても投資家心理が一向に上向かないというセンチメントが影響し、17日のマーケットではアマゾン・ドット・コムやディスカウントストアのターゲットを筆頭とした小売関連株の売りが小売株全体を押し下げ相場下落をけん引した。
また、18~19日の米連邦公開市場委員会(FOMC)を前に、株式の持ち高を落とす動きが継続し、リスク回避局面で資金の受け皿となってきたヘルスケア株が売られて投資家心理が一段と悪化したことも要因の一つになりました。


個別銘柄についても、9~11月期決算を発表したソフトウエア大手アドビシステムズは7%安、会員制卸売りのコストコ・ホールセールは9%安まで売り込まれました。
アドビは1株利益が1.83ドルと市場予想を0.05ドル下回っただけで売上高は過去最高で市場予想も超えましたが結局は売られ、コストコは売上高が350億6900万ドルと、市場予想(350億7800万ドル)に900万ドル届かなかったため、こちらも大きく売られました。

バンクオブアメリカ・メリルリンチによると、12日までの1週間に世界の株式で運用するファンドから390億ドル(4兆4000億円)の資金が流出した。週間では過去最大だ。リスク回避時に買われやすい債券からも131億ドルが流出しており、投資家が資産の現金化を急いだ様子がうかがえる。

相場の材料になりそうなのが18~19日に米連邦準備理事会(FRB)が開く米連邦公開市場委員会(FOMC)。今年4回目の利上げが確実視されているが、最大の注目点は参加者らが予想する来年の利上げ回数だ。9月会合では「3回」だったが「2回」に減るとの見方が支配的だ。

                      (NY特急便より引用)

欧州連合(EU)離脱を巡る不透明感が消費者心理に影を落とす英国とは対照的に、米国の消費環境は良好であり、14日発表の11月の小売売上高は市場予想を上回って年末商戦の売上高も前年比で5%近く増える見込み。それでも英国発の売りが及んだことは「米市場のセンチメントが弱い証し」という見方もありました。

19年の市場予測についてのアナリストの見方

大手金融機関の有力ストラテジストらは19年も株価上昇が続くという基本スタンスを維持していて、例えばゴールドマン・サックスが14日付で公表した19年末のS&P500種株価指数の目標水準は3000。現状から約15%の上値余地がある水準で、19年に限ってみれば、米景気が後退局面に入る確率は約10%と低いからというのが理由だそうです。


だが、リスクは下方に傾いていて、ゴールドマンの予想ではS&P500が19年末に2500まで下げる弱気シナリオの実現可能性も30%。3400まで上がる強気シナリオの確率は20%にとどまるという見方も出ています。


これには、投資家の間で20年には米景気の後退が始まるとの見方が大幅に増えているためだといいます。
CNBCと米紙ウォール・ストリート・ジャーナルが実施したアンケート調査でも、今後の景気は弱含むとの回答が強含むとの見方を大きく上回っています。


ストラテジストの見方とアナリストの見方については若干見方に違いはあるようですが、より市場の反応(市場のセンチメント)に近い見方をするのはアナリストのような気がします。

で・・・我々はどうすべきか

ストラテジストやエコノミスト、アナリストと経済や金融のプロでも立ち位置によって捉えかたに温度差があるため、様々な見方がでてくるためどの意見を聞くかで変わってきます。
結局、未来を見通す水晶玉などはないため、最終的には自身で判断するしかないということがいえます。
私も3年前のチャイナショックを震源とした世界同時株安やブレグジット、トランプの大統領当選といづれもニュースに振り回された結果、失敗をしてしまいました。
現在のポートフォリオや損切りのルールはそんな中で生み出しました。


投資家個人個人のおかれている状況や年齢、資産額や運用期間(短期・中期・長期)や性格によって違うため方法論も全然変わってきます。
それぞれが、「自己責任」のもと、納得できる方法を進むことが大切だと思います。

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