市場予想に反して、ウォルマートの決算はよかったです。

こんにちは!

(三重県桑名市の「なばなの里」の光のトンネルです)


19日の米株式市場でダウ工業株30種平均は前週末比8ドル高の2万5891ドルと約3カ月ぶりの高値を更新しました。


ナスダックは14.36ポイント高の7486.77ポイント、S&P500指数も4.08ポイント高の2779.76ポイントと続伸しました。


ウォルマートの好決算が投資家心理を支えましたが、20日発表の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨を見極めたいとして取引終了にかけては、急速に上値が重くなってきて前日比微増で引けました。


市況と資産の動きです。

ニューヨークの3指数に対して、私の個別株3銘柄はすべて前日を下回りました。


対し、ETFは万一の「保険用ETFのSPXS」が相変わらず下落しましたが、それ以外は好調でした。


こうしてみると、やはりインデックスは優れているように思えてきますが、中長期でみていると優良な個別株はやはり楽しいです。


私の保有3銘柄の過去一年間のチャート推移の比較表です。


上の比較チャート表のように過去一年間の動きをみると、S&P500指数は+2.3%
対し、マイクロソフト+16.7%、ビザ+18.4%、マクドナルド+14.1%といづれもS&P500指数をオーバーパフォームしています。


チャートの波形もほぼS&P500指数と似たような波形を示しながら、それを上回る高いパフォーマンスを示しています。


今後の動きはわかりませんが、インデックスと連動した値動きで、かつインデックスを超えるような値動きを見せてくれれば個別株を保有するメリットは大きいと思います。


今回発表があった中で、比較的投資家の保有が多いと思われる、ウォルマートの決算内容をとりあげました。


◆ウォルマート(WMT)の四半期決算
2018年11-2019年1月期決算(前年比)
・売上高 1388億ドル (+25億ドル +1.9%
予想を上回る) 市場予想 1386億5000万ドル
・営業利益 61億ドル (+16億ドル +35.8%) 
・1株利益  1.41ドル (+0.08ドル +6.0%
予想を上回る) ※希薄化後 市場予想 1.33ドル
2019年通期については
・売上高 5144億ドル (+141億ドル +2.8%) 2018年  5003憶ドル
・営業利益 220億ドル (+15億ドル +7.4%) 2018年    204憶ドル

・1株利益  4.91ドル (+0.49ドル 予想を上回る) ※希薄化後 市場予想 4.84ドル



ウォルマートの第4四半期のcomp販売(既存店売上)は4.2%、インターネット( US eコマース)の販売は43%増加しました。


第4四半期2019年GAAPベースのEPSは1.27ドル。調整後のEPS  1.41 ドル、2019会計年度のGAAP EPSは2.26ドル。調整後のEPS  4.91ドル といづれも市場予想を上回りました。


前週発表された18年12月の米小売売上高が約9年ぶりの低下率だっただけに同社の業績悪化が警戒されていましたが、結果を受けて「米消費者の景況感は懸念ほど落ちこんでいないようだ」との安心感が広がり、ウォルマート株の上昇が、相場全体をけん引しました。


その他に、目立ったニュースを二つほど取り上げました。


◆  アマゾンが中国合弁子会社と中国の電子商取引(EC)サイト「コアラ」の合併交渉を進めていると伝わっりました。
同国のネット通販市場でのシェア拡大につながると期待した買いが入ってアマゾン株は前週末比1.2%高の1627.58ドルで終えました。


◆  マクドナルドが一部アナリスト予想による今年の業績について、主力の米国事業が好調で「上振れ余地がある」との見方によって投資判断を「中立」から「買い」に、目標株価を180ドルから200ドルに引き上げたと19日伝わったことで一時は前営業日15日と比べ1.1%高の181.90ドルまで上昇しました。


本日のニュースで、今後のマーケットへの影響が懸念されるニュースとしてバーニーサンダース氏が2020年大統領選に民社党候補としての出馬を目指すと表明したことが挙げられます。


ご存知の人も多いと思いますが、2016年の大統領選でヒラリー・クリントン元国務長官と争い、当時、国民皆保険や公立大学の無償化などの政策を掲げ、若者の支持を集めて「サンダース旋風」を起こしたことは記憶に新しと思います。


サンダース氏は市場にとっては株高につながる「自社株買い」に批判的な政策を掲げています。


彼は業が利益を裕福な株主への還元にばかり回して、賃上げや投資に使わないことが格差問題の悪化につながっている」と指摘しています。


その他にも、母親がインド系、父親がジャマイカ系の移民であるカマラ・ハリス氏やリベラル色の強い候補が増えて現時点での民主党の候補者は8名となっており、政治面でも、思想面でも今年の米国は非常に不透明な年になることは間違いないと思います。


以上です。


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