トランプ大統領の暴挙

こんにちは!


突然ですが、今日二回目の投稿を急遽行うことににしました。


というのは、大嫌いなトランプ氏が暴挙に出て「禁じ手」の強行を宣言する方針との報道が流れてびっくりしたからです。


この報道によって、香港ハンセン指数は500ポイントを超える下落、上海総合指数も30ポイントを超える下落となり、日経平均株価においても200円を超えて21,000円を下回る下げとなりました。


ドルは円にも、ユーロに対しても下落しています。


トランプ氏による禁じ手は「非常事態宣言」を発令することで議会を通さずに大統領権限で予算を執行できるという、いわば国家の緊急事態に際して大統領の権限に自由裁量を与える別の法律を活用できるもので、これまで第2次世界大戦の開始直後や2001年の米同時テロの際などに出されたことがあります。


まさに、国家存亡の危急時においてのみ発令する「伝家の宝刀」であります。


これをメキシコとの国境の壁を強行に建設するために使うというのです。


最近は、下院の民主党からの圧力によって思うような政権運営ができなくなっていたうっぷんが一気に噴き出したような「暴挙」に出るとの宣言です。


「非常事態宣言は不法行為で、大統領権限の乱用だ」民主の上下両院トップのペロシ下院議長とシューマー上院院内総務は14日、声明でトランプ氏の方針を激しく非難しました。


トランプ氏としては14日に可決した予算案を拒否すれば、再び政府機関の閉鎖がおきて自分の首を絞めることになり、これはデメリットが大きいと考えて政府機関の閉鎖は避けながら壁の建設について自分の主張を通すには非常事態宣言の発令が一番と考えたのかもしれませんが、その副作用は大きく、米メディアによると、司法省はホワイトハウスに対し、法廷闘争によって宣言の効力が差し止められる可能性が高いと指摘をしていたのですが。


もちろん、トランプ氏が宣言に踏み切れば、ペロシ氏は法廷闘争に持ち込む構えを示しています。


トランプ氏の周辺も訴訟リスクが高いと警告はしてきたそうですが、このおっさん」は全く聞く耳を持っていないようです。


もしこの件で民主共和両党に決定的な溝ができれば、連邦政府の債務の法定上限の期限が3月1日迫る中、債務上限の引上げに合意ができなければ新規に国債が発行できなくなり、米国債がデフォルト(債務不履行)に陥るリスクが浮上します。


債務上限の引上げ問題は前オバマ政権の時代にも起きてはいますが、最終的には両院が合意を見せて危機を乗り切ってきた経緯がありますが、今回については、トランプ氏は自分が二年後に再選できないなら米国や国民がどうなろうと知ったこっちゃないといわんばかりの自己中心主義者です。


あと二年・・・・米国経済がどのようになるのか予断が許せない状況が続きそうです。


緊急投稿でしたが、今日の中国マーケットを見ていたらずいぶん下げていたのでニュースを調べたらびっくりしました。


今夜のニューヨークのマーケットはかなり厳しくなりそうだと思います。
今時点の先物相場は下げてはいますが、それほど大きくはないようです。
・・・・・・・・・市場はトランプ氏のこの度の発言はある程度読み込んでいるのだろうか ???


この記事は、私個人の推測にもとづいたものですので、ご判断はご自身でお願いします。


ネガティブな情報が多いと思われるでしょうが、今年のマーケットは地雷原を進むようなものですから警戒を怠らないに越したことはないですよ。


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