年金生活のこれからについて・・・・不安が拡大。

こんにちは!

   
今日は週末明けということで、マーケットに関しての特別に記事もないので個人的なことを取り上げたいと思います。

というのも、最近母親の認知症が進んで、それが頭痛の種になってきました。


老人の抱えてる(抱える)問題ですから関心のない方はスルーしてください。


まず、最初に自分が株式投資を始めた理由は、私には退職金を期待することができないということがあったからです。


私は、3年前に定年退職を迎えましたが、定年退職までに3つの会社を転々としました。


しかし、そのうちの2つは倒産によるものでした。


最初の会社は倒産する直前に退職したため、一応はわずかですが退職金をうけとることができました。


2つ目の会社は民事再生法の適用を受けました。


最初の会社は、大学を卒業後13年間勤務しましたが、2つ目の会社は入社後13年ほどたっていたため、管理職になっていたので立場上、債権者への対応や弁護士との会社譲渡
のための協議などに追われ、人生での最も辛く厳しい数年を過ごしました。


その後、事業を引き継いでもらった会社に再入社して定年までの10数年を過ごしたのですが、退職金はわずかな金額しかありませんでした。


そういう背景があったため、2000年ごろから退職金を元に株式投資を始めたわけです。


投資を始めた最初の年からいきなりITバブルに見舞われ、悲惨なデビューとなったわけです。


運用開始後の資産推移をグラフにしました。


ITバブルショックやリーマンショックの下落、チャイナショックの下落を経験しています。
比較対象はS&P500指数にしてありますが、投資を始めてすぐにITバブルで暴落に見舞われ、早々と日本株を見限って中国株へと投資先を切り替えました。


以来2015年10月までは中国株を中心とした株式運用をおこなってきました。


期間中の資産推移とS&P500指数との比較をグラフにしました。
ご覧ください。

期間中の入出金を除いた投資資産の増加率は、同じ期間中のナスダック指数と同程度ぐらいです。


これは私が日本株に見切りをつけて2003年から中国株に軸足を移した時期がとてもよかったので、私のような下手な運用でもますまずの成果を上げることができたと思います。


しかし、ほかにもっと上手い運用をされてる人たちは、2000年ごろから投資を始めていたらはるか多くの資産を増やしていたんだろうけど、私は先ほどもお話ししたように2003,4年ごろから会社の再生手続きが終わる2007年頃までは仕事に忙殺されて、株などはほったらかしにしていました。


だから、リーマンショックの暴落時にも何ら手を打つことはできませんでした。


グラフを見てほぼS&P500指数と同様の動きですが、S&P500は2008年を底にほぼ順調な右肩上がりのチャートを描いており、2015年と去年の10月から12月に下落を見せていますがグラフ上はわずかな下落幅にしかみえません。


他方、私のチャートは2012年から2014年に中国株の好調のおかげで大きく上昇し2015年のチャイナ・ショックで大きく下落するなど激しい変動を見せています。


さて、本題にはいります。


みなさんは家計簿をつけていますか。


私は、投資を始めてしばらくしてから家計簿をつけるようになりました。


自然にお金に対する関心が高まり、無駄な出費やぜいたくを自然に控えるように変わりました。
一番大きく変化したのは、車に対する関心がなくなったことです。


趣味でゴルフをすることもあって高級車ことを持ちたいという願望がずっとありましたので、投資をする目的の中にも、大きく稼いで高級車を買いたいといった夢がありました。


しかし、家計簿をつけるようになって、180度考え方が変化しました。


退職した3年前から年金生活に備えて、妻にも家計簿をつけさせるようにしました。


妻の変化で大きかったのは、食料品を買う時間が変わったことが一番でした。


夜8時以降にスーパーに行くと安く買える肉や魚が多くなるんです。


それに、質よりも値段を優先するようになったり、外食を減らしレシピを研究して家庭でもおいしい料理を作るため、料理番組も積極的に見るようになりました。


ということで我が家の家計収支について報告します。


まず我が家は5人家族で暮らしています。


私と妻は60代後半、両親は90代です、それに娘が一人の5人です。


両親は要介護3の認定を受けて週3回のディサービスに通っていますので、私は退職後仕事はしていません。


妻は、内職をして月に7万~10万ほどのアルバイト収入を得ています。


したがって、収入の大半は年金に依存しています。


現時点では、両親は特に大きな持病を抱えているわけではないので、医療費や、介護にかかる費用はほとんど負担にはなっていません。


恥ずかしながら、我が家の大まかな収支を記載します。


年金は二か月ごとの支給ですが便宜上一か月に置き換えて月単位の収支にしてあります。
(収入)
年金     420,000
(高齢者4人の合計額)
内職            70,000
繰入金        50,000
(投資資金より2か月ごとに1000ドルを振替)
収入計    540,000


(支出)
食費      
80,000(家族5人分、外食費を含む)

水・光熱費        40,000

住居費             45,000(日用品、被服費を含む)


医療費             47,000
教養娯楽        
36,000(交際費を含む)


通信交通費     30,000(電話、インターネット)
車両費           
32,000( 車両2台分、ガソリン、修理費)
保険料           
75,000
(介護保険料、国民健康保険料、個人年金等)

デイサービス 
35,000
税金         
7,000
                     427,000 
※2018年の家計簿記録より


上記の金額には、車検費用や、冠婚葬祭費などの突発的な支出は含まれていません。


以上のような収支をみて、ご覧になったあなたはどう感じますか?


「10万ほど余力があるからいいやないか。」と思われますか?


それとも「年金、貰いすぎやないか!」と思われる方もありますか?


まあ、数字に関してはどのように受け取られてもかまいませんが、重要なことはそんなことではありません。


私が、赤裸々に自身の家庭のことをこのように表したのは、いわゆる「人生100年時代」
をいかに生きるかということをこれから老後を迎えようとしている人たちへ少しでも考える機会を持ってもらいたいからです。


"95才とか100才といわれても、それまで生きられる資産計画が立てられる人はどれほどいるのでしょう。"


上の数字は、収支だけですから、ストックとしての金融資産にどれほどの余裕があるかということが鍵になってくると思いますが。


預金など金融資産が潤沢にあれば問題ないでしょうが、しかし一般的に5000万あれば、
あるいは1億あればといった具体的な金額は厳密には分かりませんよね。


ちなみに我が家の現預金は、私が運用している投資資金の約4倍ほどです。
持ち家ですので、宅ローンや月々の支払債務はありません。


我が家の場合は、一見すると、これからの老後生活に心配はないかのように見えますが、
実は地雷がたくさん埋まっています。


まず、母親に認知症が出ており、今後症状が進んで、徘徊などをしだすとか家族では手に負えなくなる可能性があることや、病気になった時の病院費用や、家庭での介護ができなくなった時の介護施設費用など。


更に両親化に支払われる年金についても、いづれは死亡して妻と二人だけの年金になればかなり金額が下がってきます。


何が言いたいかというと、今の収支のプラスは長くは続かないという不安です。


資産運用についても、私は月額5万を運用からの補填を妻と約束しているので絶対に守らなくてはなりませんが、昨年は20万ほどの前年比マイナスですが50万ほど出金しているので実際は70万ほど資産が目減りしています。


今年や来年は投資環境がさらに悪化して、投資からのフローを期待するどころか、元本を守ることすら厳しいかもしれません。


更に、10月からの消費税の増税やインフレの懸念、為替の円高懸念などを含めると自分には無縁と思っていた「老後破産」は気が付かないうちに背後に迫っているかもしれないと思います。


以上、本来のカテゴリーから外れていますが、
お読みいただきありがとうございました。

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