勝てる投資家になれる「ただ一つのルール」・・・その②

お疲れ様です!
週末でマーケットはお休みですのでマーケット関係のニュースはありません。
そこで、現在のマーケット事情を踏まえてこんな記事を目にしたので取り上げてみました。



現代の投資と19世紀のゴールドラッシュとの共通点について。
こう書くとちょっと奇異に感じるかもしれませんが、19世紀のゴールドラッシュで富を得た人たちは金を採掘した人ではなくて、金や物資を運ぶために社会交通インフラ(郵便や船や鉄道等)を整備した起業家だったというのは有名な話ですね。


要するに、利他的に想像力と創造力の双方を働かせたことで社会貢献にもつながり、結果的に大きな財を築いたというわけです。
ビジネスにおいて体の汗をかくことも大切ですが、頭(知恵)の汗をかくこともさらに重要だといえます。


近年の投資環境は株高に加えて、売買コストやインフラ面が大幅改善したことによって、個人投資家でもプロの機関投資家が使うような自動売買や高速取引等が可能となり、マニュアル(人の手)で対応できなかった部分を補完できるようになりました。


最近ではAIを活用して銘柄選びもできる「スマホ投資」のサービスも登場している。
世界的に見渡すと、機械(無人化)による運用規模は2000兆円近くまで膨らんでいるとの試算もあります。


確かに「かんたん」「おまかせ」をうたう運用は、投資初心者に対するハードルを下げ、日本の個人マネーに新陳代謝を与えるという利点もあります。
しかし、機械化されたトレードは短期間で意図せぬ方向へ加速することもあり、想定を超えるリスクも同時に発生します。


2018年末の株安や2019年初めの急激な円高が記憶に新しいところです。


さらに投資先の銘柄まで「おまかせ投資」した場合、株高が続いていれば問題ないですが、株安となって損失を被ったときに選定条件がブラックボックス化されているため、その敗因を知ることができなくなってしまいます。


著名投資家のウォーレン・バフェット氏「株券ではなく事業を買え」と唱えている。そのうえで「リスクとは自分が何をやっているかよくわからない時に起こるもの」と諭しています。
バフェット氏も教えてくれているように、「ゴールドラッシュで勝った人」「投資で成功する人」の共通点は、「他者と同じことをしないこと」をもう一度考えてみる必要があるのではないでしょうか。


ビジネスや運用の世界も、体の汗も頭の汗もかかずに成功できる方法はないはずです。
本当にあるのなら、だれも苦労もしないし、人は努力すらしないでしょう。


便利な世の中に変わりつつある中、私たちも考えさせられる話だと思いました。


前回の投稿記事の続きです。


前回の投稿内容をご覧になりたい方は、下のリンクをクリックしてください。


利益確定は、どういうルールに沿っておこなったらいいのか

利益確定はどういうルールで実行していけばいいでしょうか。
これもやはり淡々と行うべきです。
投資の格言に、利食い千人力というものがあります。
利食い(利益確定)は「千人の力を得るのに等しい」という意味ですが、投資においていかに利益確定が大事かを表した格言です。
いくら含み益を抱えたとしても、現金を手にして初めて利益が確定するものです。
実際に、欲をかいて持ち続けていたら、いつの間にか含み損になってしまったという経験を持っている人は私を含めてけっこう多いのではないでしょうか。


やはり、利益確定も損切り同様、感情が邪魔をしてきます。
であれば、機械的に利食いができるようにルールをしっかり設けるべきなのです。


こちらも、ロスカットルールと同じように、「株価が買い値より◎円(◎%)上がったら売る」とか「移動平均基準線を(◎%)超えたら売る」といったルールを作るべきです。


これがなかなか難しくて、含み益が出ている時などは欲が絡んで決断できないのですが
損切と同様に決めておくべき大切なルールになります。

私の場合は、「株価が買値から20%以上上昇」あるいは「移動平均乖離率が15%(私は75日移動平均を基準にしています)以上離れたら」売却するというルールにしています。

「損切り」と「ナンピン」、どちらを優先するか

さて、もし買った株が下落してもロスカットを選択しなかった場合、その代替案のひとつが、「ナンピン買い」です。
これは、値下がりした株式をさらに買い増し、平均購入価格を下げることで一株当たりの損失を和らげる効果を求めるものです。

しかし、ナンピンは難しい一面もあります。
投資の格言に、「もうはまだなり、まだはもうなり」というものがあります。「ここまで下がれば、もう底だろう」と思ったら、そこからさらに、2番底、3番底に達することもあるし、逆に、まだ下がるだろうと思って損切りしたところが底だった、ということもよくあることです。


ナンピンは、ファンダメンタルズ分析はもちろんのこと、相応の資金余力、なるべく底に近いところまで待ち続けて買いを少しずつ入れ、株価が戻すまで耐える忍耐力がないと、うまくいかないものです。


しかし、株価はなかなか思いどおりには動いてくれません。


やはり、私たちのような個人投資家は下手にナンピンなどせず、やはりルールにもとづいてロスカットするのが無難だと思いますよ。


下手なナンピン、スカンピン」という格言もありますが、これは下手にナンピン買いをすると貧乏になるという意味です。


さて、下落した株をロスカットをしなかった人のほとんどは、「塩漬け」にしていると思います。
塩漬けは、値下がりした株を損切りするでも買い増すでもなく、そのまま持ち続けることです。


株はいくら値下がりしても、売らない限り、その損失は確定しません。
ですから、いつか再び株価が戻るまで、漬け物をつけるがごとくじっと待つのも1つの手というわけです。


また、配当金がある株ならば、株価に関係なく受け取れるので、それを目当てに株価が戻すのをやり過ごすことも考えられます。
しかし、塩漬けは、いつ戻るかわからない含み損を抱え続け、ほかの投資機会を失うことになります。


ほかの有望な銘柄が値上がりしていても、それを買えないばかりか、さらなる値下がりによって損失が増える可能性があります。


「塩漬け株」の場合、仮に企業が倒産したり大幅に業績悪化したりした場合には、企業自体がなくなる恐れもあります。可能性自体は低いものの、塩漬けする際はこうしたリスクがあることを念頭に入れておく必要があります。


◆ 多少の損失を経験したほうが投資はうまくなる
損切をした人はわかると思いますが、損切りは苦しいものです。



売ったその段階で、損失が確定するのですから。
つまり、元に戻る可能性が「0」になったということが確定するのですから。
損失額が大きくなればなおさらです。私も私自身にとってはかなりの大金を損した経験がありますから。


だからこそ、損失が大きくなる前に、ロスカットルールにもとづいて淡々と行うべきだと言えます。


例えばサッカーや野球などのプロスポーツ選手で言えば、多少の怪我はあっても、いかに致命傷を負わずに、試合に出場し続けるかが重要です。投資の世界でも、生き残り続けるには、自分独自の資産運用のルールを設定し、それを忠実に実践していくことが成功の秘訣です。


いろいろ勝手なことを書いてきましたが、今回の記事を読んで自分は違うという意見の方もたくさんいると思いますし、またそれが当然でもあります。


人は、それぞれに投資に対する姿勢や考え方が違うのは当たり前ですから。


最後に、今これを読んでいるあなたに損してほしいとは決して思いませんが、本音をいうと、多少の損失を経験しないよりもむしろしたほうが、よりリスク管理の重要性がわかりますし、投資がうまくなると思います


私自身もまだまだ未熟な投資家ですが、皆さんと一緒に、感情に負けず失敗を経験しながらマーケットに向き合っていきたいと思っています。


それでは、みなさんよい投資を !

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