勝てる投資家になれる「ただ一つのルール」


お疲れ様です。


今までお話ししてきたように、今年は、これからもっと世界経済は不透明な状況になっていくと思いますので、私自身が投資を進めるうえで指標にしているニューヨーク株式市場のインデックス指数と自分の資産の年初からの動きを比較しながら今後は、ウォッチしていきたいと思います。
私のポートフォリオは比較的おとなしい構成になっているので比較指標はS&P500指数にあわせています。
ごらんになって参考になれば幸いです。

(S&P指数に指数に負けていますが、生活資金への回しで1000ドルを円転しています。)
【昨日の市況です】
24日の米株式市場でダウ工業株30種平均は反落し、前日比22ドル38セント(0.1%)安の2万4553ドル24セントで終えました。米中貿易交渉の難航が意識され、相場の重荷になった。
半導体株の上昇で、ナスダック指数は押し上げられましたが、これまで相対的に値持ちの良かった製薬のファイザーなどに利益確定の売りが膨らみ、ダウ平均を押し下げた面もありました。

     

【昨日のマーケットでの出来事。】
アップルの2018年10~12月期の売上高見通し引き下げにより半導体企業の決算への期待値が下がっていたため、その反動で半導体銘柄が総じて上昇しました。
23日発表の複数の決算は「想定ほど悪くない」と前向きに受け止められたことが要因でした。


好決算発表で上昇した銘柄は、半導体大手ザイリンクス 18%上昇
テキサス・インスツルメンツラムリサーチの1株利益が予想を上回り、その影響でエヌビディアやアプライドマテリアルズも上昇、フィラデルフィア証券取引所の半導体株指数(SOX)は前日比で6%近く上昇しました。


しかし、市場の慎重論から製薬や通信株などディフェンシブ株が売られ、中国で検索エンジンの接続不能が発覚したことで私が保有するマイクロソフトも下げました。


取引終了後のインテルが発表した18年10~12月期の売上高と19年1~3月期の業績見通しは市場予想を下回りました


この日はディフェンシブからハイテクへと業種間で資金が移動するセクター・ローテーションの様相が強く出たようです。


いよいよ来週から」始まる「アマゾン・ドット・コムやアップルなど主力ハイテク株の決算発表」を見極めた上で、投資家の本気度がわかりそうです。


本題に入ります

勝てる投資家になれる「ただ一つのルール」

私自身も投資ではかなりの損害を被りました。適切にロスカット(損切り)を行えず、2001年~2002年のITバブルの際に770万と2008年のサブプライム・リーマンショックの時に620万を失いました。


どちらかというと「リスクを積極的にとっていく」という性格もあって、当時は資産のかなりの部分を株に入れていたのですが、こうした積極的な投資姿勢も大きく影響しました。


当時50代だった私にとって、この損失はかなり痛いものでした。


この自分の苦い経験から、「個人の投資こそ、リスク管理を徹底しなければならない」と改めて認識させられました。今では、投資ルールを定め、それを淡々と実行していくという明確なルールを守るようにしていますが、それでも株価の急激な下落には想定以上のマイナスがおきてしまいます。それが昨年の10月であったり12月です。


ではどうすれば損失を避けられるでしょうか。
そんな中で、いろんな資料や参考文書を探して自分に合った方法を見出すことができました。


以下にその内容を記載します。


具体的には、「投資方針書(リスクテイク方針書)」や「リスク管理方法」というものを定めることです。
大まかに次のような項目があります。


・運用収益目標、リスク許容レベルの設定(規制を考慮する)
・投資環境と投資方針
・アセット・アロケーション(資産配分・業種配分・地域配分)
・銘柄選択
・売買執行の方針(利益確定・ロスカットのルール等含む)
・モニタリング方針、リバランスの基準
・投資方針を変更する基準


以上の中から、個人投資家が参考にすべき運用ルールはどれでしょうか。
個人投資家が特に設定しておくべきは、「リスク許容レベルの設定」「アセット・アロケーション」「利益確定・ロスカット(損切り)ルール」「リバランスの基準」の4つではないかと思います。


この中で、最も重要なのは、「利益確定・ロスカットルールの設定」です。個人投資家、特に勝てていない人は、このルールを設定して、淡々と実行することが重要です。


『私が一番に重要視し、拘っていることです。』


企業の財務諸表をしっかりと分析し、チャート分析をもとにタイミングを計って投資をしたとしても、買った瞬間に値下がりするのは、「投資では、ままあること」ではないでしょうか。これは本当に辛いものです。そんなとき、自分の下した判断は正しいのだと意固地になって、株価が戻るのを損切りせずに持ち続けている人が多いのではないでしょうか。すると、いつの間にか買値の3分の2、ひどいときは半額、1/3になっているケースも少なくないのです。特に、長期目線で投資をしている人に多い傾向でしょう。


『投資を始めて私は二度、この経験をしました』


投資の格言に、「見切り千両」というものがあります。含み損を抱えた銘柄に対して、損失の少ないうちに見切りをつけることは、「千両の価値がある」という意味です。初めは自分が正しいと思っていても、思惑が外れたら、すぐに軌道修正しないといけないのです。なぜなら、市場がつねに正しいからです。


でも、「市場がつねに正しい」「見切り千両」だと頭でわかっていても、自分の誤りを素直に認め、感情を抑えて売るのはなかなか難しいものです。「ロスカットはあらかじめルールを決めておき、機械的に実行しましょう」と言われても、わかっちゃいるけど、なかなかできないのではないでしょうか。


そんな方にお勧めするのは、「株価が買い値よりも◎円(あるいは◎%)下がったら売る」という目安を設けて、この損切りを淡々と実行していくことで、「損切り慣れ」することです。
初めは少額の損失でもかなりの痛手を負ったように感じますが、慣れてくると難なく損切りできるだけでなく、「損切りの有用性」を実感できると思います。実際、成功している個人投資家の多くは、こうしたルールを習慣づけています。


私自身は、「株価が買値から8%~10%下がったら売る」「買付後の高値から15%~20%下がったら売る」というルールを実行するようにしています。例えば100ドルの価格で買って92ドル~90ドルになったら、躊躇わずに損切りをします。
もし100ドルの株を100株購入していたら1万ドルが9200ドル~9000ドルで、最大でも1000ドルの損失です。
しかし、この損失惜しさに、「もう少しで値を戻すのでは」と切らずにいたら、30%下がってしまい7000ドルになってしまいました。そうすると3割下がっただけなのに、元に戻すためには5割上がらなければなりません
20%~30%値下がりすることはよくあることですが、50%上げることは至難の業です。こうした経験をしている人は少なくないと思います。


実際、損を小さくできれば、残りの資金で運用することでリカバーできます。誰もがある程度自信を持って買いを入れると思いますが、こうした自信に基づく予測はおおかた外れます。億トレーダーと言われる個人投資家でも、値動きを完全に読むのは不可能なのを自覚しています。
予測を外したときは着実に損切りを実行しているのです。だからこそ、彼らは勝ち続けることができるのだと思います。


この後、

  • 利益確定は、どういうルールに沿っておこなったらいいのか
  • 損切り」と「ナンピン」、どちらを優先するか

等についても「投資の格言」を織り交ぜてご紹介したいと思いますが、文章も長くなりましたので、今日はここまで、後日にまた続きをご紹介したい思います。


よかったら続きを読みに、またご訪問ください。

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