資産運用の考え方について

資産運用について
現在のポートフォリオに関してお話します。


今年の8月に唯一持っていた中国株はトランプの対中貿易関税の影響で大きく下落したため、2003年から保有していたテンセントを売却して全面撤退。米国株のみの保有となりました。


米国株については、アマゾンなど無配当のグロース株からマイクロソフトなどの配当付きの安定成長株、ジョンソン&ジョンソンなどの配当バリュー銘柄、更にETFという4つのグループに区分けして比率構成を組んでいます。状況に応じて比率を変化させますがおおむねETFについては40%~45%程度の比重をおいて手数料のかからないNISA口座での運用としています。


私自身の運用方針の柱として最優先を損失回避においています。これは2001年、2002年のネットバブル、2007年(サブプライム)2008年(リーマンショック)といづれも損切が遅れたため大きく資産を失った手痛い経験をもとにしております。


株式投資は、砂を積み上げるがごとく少しづつ資産を膨らませては一気に波によって押し流されるがごとく一瞬で損失が膨らむものです。ウサギと亀の「亀」のごとくゆっくりと、しかし、しっかりとした足取りで長期の運用を心がけていきたいとこれまでの投資経験からつかむことができました。


私が取り決めている損切りラインは52週高値から10%で売却を優先させます。15%downではよほどの確信がないかぎりためらいなく売り切りとします。


偉そうに言ってはおりますが、手痛い経験から利益が膨らむ喜びよりも損失するつらさを多く味わったことによる知恵とでも言いましょうか。


今年もあと僅かとなりましたが、本来は年末ラリーを期待したいところですがフランス、ドイツ、イギリスの問題や、米国による対中貿易問題、更に金利差縮小など、課題の多い12月ですが、なんとか10月の二の舞は避けたいものです。
笑って迎えられるお正月になればと願っています。

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