今買うなら、新興国株式ETFか米国債ETFがいい気がする

お疲れ様です。
25日の米株式市場でダウ工業株30種平均は反発し、前日比183ドル96セント(0.7%)高の2万4737ドル20セントと昨年12月上旬以来の高値で終えました。
    
【この日の出来事】

FRBが保有資産縮小の終了を議論していると報じました。金融政策の正常化ペースが緩めば株式を買いやすくなるとの思惑が広がり、投資家がリスク選好に動きやすくなったことが株価の支援材料になりました。
また、12月に36.0まで上昇していたVIX指数も17.42まで低下しており、これも市場の安心感を誘いました。
      

更に、トランプ米大統領が政府機関の一部閉鎖を3週間解除することを認めると発表し、メキシコとの「国境の壁」建設費を含まない3週間のつなぎ予算の成立を容認しました。


市況と資産動向です

ハイテク株が好調でナスダック指数が上昇しました。半面、高配当バリュー株が軟調でした。


【ダボス会議でのデータ規制についての企業トップの意見
世界経済フォーラムの年次総会(ダボス会議)で、世界の巨大IT(情報技術)企業トップからデータ規制を巡りサイドイベントでも異なる発言がなされました。

   

米マイクロソフトのサティア・ナデラ最高経営責任者(CEO)と米アップルのティム・とックCEOの二人の米ITの巨人が、個人情報を含むデータ規制に関して自国の競争力を縛る恐れもある規制をあえて認める発言をしたのに対して、中国アリババ集団の馬雲(ジャック・マー)会長は技術の進歩を妨げる動きとして反論し「欧州の人々は心配しすぎているだけだ」と一蹴した。
また、岐山国家副主席も中国のハイテク製品排除や輸出・投資規制の強化を図る米国に対してけん制発言をおこなったようです。


これより本題です。
◆これから
投資するなら新興国株のETFか債券ETFがいい理由
25日の香港株式市場でハンセン指数は3日続伸しました。
終値は前日比448.21ポイント(1.65%)高の2万7569.19と2018年9月28日以来、ほぼ4カ月ぶりの高値を付けました。
これで、昨年1月の高値から82%まで戻して、直近安値から12%の戻しとなります。
下の表は香港ハンセン指数の3年チャートです。

200日移動平均をサポート支持線に反発し、75日の中期移動平均をとらえようとしています。昨年の10月29日を転換点に強気に変わっています。


25日の株価上昇の理由は、中国人民銀行(中央銀行)など中国当局が銀行の資本増強や保険会社の運用収益の改善を後押しする措置を相次ぎ発表し中国の景気対策への期待が支えになったことです。
米中の貿易協議については3月1日までに合意できなければ、2千億ドル(約22兆円)分の中国製品に対する制裁関税の税率を10%から25%に引き上げる構えをとっているが、ロス米商務長官は最終的に合意できるかは現時点で予測できないと話す一方で「双方にとって機能する合意で、中国も米国も合意をしたいと考えている」と強調しています。


今の米国は、貿易協議が合意できなければ間違いなくトランプ政権に壊滅的なダメージを与えると思われるから何としても落としどころを探ると私はみています。


下のチャートは、中国のテンセントの3年チャートです。

昨年の10月26日に200日移動平均を下値支持で切り返し75日移動平均に接近しています。MACDも+方向に上昇中です。
この銘柄は私も10年間保有していて思い入れの深い銘柄です。高値は昨年1月26日に474.6香港ドルまで上昇し、その後、10月26日には安値259香港ドルまで下落したのち、
反発し25日には343香港ドルまで回復、高値から72%の水準にあります。
PERも33.77と決して低くはないが、ハイテク銘柄としてはさほど高いとは言えません。


それに、中国は去年から景気減速を市場は読み込んでいるので、そろそろ材料出尽くしではないかとみています。
このように、中国の代表的な有力企業の株価の回復状態をみると、米国に向かっていた資金が再び新興国に流れ込むのではという予感がしてきました。


株式ETFか債券ETFのどちらか・・・・・?
①新興国株式ETF
新興国ETFを取り上げた理由は先ほどの記述です。
シェアーズ コア MSCI エマージング ETF(IEMG)のチャートです

 

チャートは反発上昇局面ですが、もう一度調整下落を経てからの反発が理想だと思うんですが・・・・・
信託報酬           0.14%
分配利回り  2.64%  (年 2回)          
直近分配金       0.85ドル
株価     50.03ドル(1/24終値)



この銘柄とほぼ同様の銘柄がバンガードのVWOです。
信託報酬も、利回りもほぼ変わりませんが株価はVWOが10ドルほど安いです。
どちらを選んでも問題はないと思います。


② 米国債ETF(リスクヘッジとして選択肢に入れてます)
米国債のETFを選択肢にしている理由は、今年はRRBの利上げはないと思うし、今の状況からは保有資産の圧縮もパウエル議長はおこなわないと思われるので、長期金利の上昇は
当面は考えにくいのではないかというのが理由です。(私の勝手な推測です)


続いて米国債ETF iシェアーズ 米国国債 7-10年 ETF(IEF) の3年チャートです

チャートはWボトムを形成後のカップの取っ手が出来かけています(買いサインといわれる)


信託報酬 0.15%
分配利回り  2.2525%(年 12回)
直近分配金 0.2126ドル
株価     104.07ドル(1/24終値)


私はドル建てのMMFで待機資金を多少寝かせていますが、リスクヘッジの意味で米国債のETFにしようか新興国株式のETFにするが、あるいは現金のままにするか慎重に判断したいと思います。


勝手な推測を元にお話ししましたが、あくまで個人の感想ですから悪しからず。


それでは、みなさまよい投資を !

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