アマゾン株が急騰、バフェット氏がアップルに次いで購入に乗り出しました。

こんにちは !
3日の米株式市場は4月の米雇用統計で雇用者数が予想以上に増加し、米景気に楽観的な見方が広がりました。
雇用統計で非農業部門雇用者数は前月比26万3000人増と市場予想(18万人)を大きく上回り、失業率は3.6%と前月から0.2%低下して半世紀ぶりの低さとなりました。
一方で、物価動向を占う平均時給伸び率は前年同月比3.2%と前月と同じで、市場予想を0.1%下回りました。
景気は好調だがインフレ圧力が鈍く、米連邦準備理事会(FRB)が利上げに動きにくいとの見方が広がり、主要3指数はいづれも大幅な上昇となりました。
ナスダック総合株価指数は4日ぶりに反発して127.23ポイント(1.58%)高の8164.00と4月29日以来の過去最高値となりました。S&P500種株価指数も28.12ポイント(0.96%)高の2945.64過去最高値を更新、ダウ工業株30種平均も197.16ドル(0.75%)高の2万504ドル95セントと3日ぶりに反発となりました。
3指数と保有資産の3日までの結果です。

1日からの2日間の下げを3日に巻き戻したのはナスダックとS&P500でした。
私の資産については株式が下げたのをCFDがカバーしてプラスに戻っています。


8日から注目の米中の閣僚級の貿易協議が再開しますが、追加関税の取扱いなどで溝があると報じられてはいますが最終的には合意に向かうとの観測が大勢のようです。


3日の市場ではアマゾンが急伸して+61.64ドル(+3.24%)の1962.46ドルで引けました。最高値の2050ドルが視野に入ってきそうですが、これには著名投資家のウォーレン・バフェット氏が米テレビのインタビューで、同氏が率いる投資会社がアマゾン株を取得したことを明らかにしたことで追随買いが入ったのが大きかったようです。

バフェット氏が「アマゾンは『割安株』」との発言から

5月4日にバークシャー・ハザウェイの年次株主総会において、著名投資家ウォーレン・バフェット氏が約4万人の株主らに、米ネット通販大手アマゾン・ドット・コム株の初購入をおこなったことに触れ、その理由は「割安株投資の原則に沿ったもの」と強調しました。

 

バフェット氏のいう割安株については、本来「バリュー(割安株)投資の父」といわれるベンジャミン・グレアム氏から薫陶を受けたバフェット氏は自身も割安株への投資で巨額の資産を築いたのですが、アマゾンの予想PER(株価収益率)は71倍で決して割安とは言えません。
それでも、なぜそれでもアマゾンへの投資をおこなったかということについては、足元の価格だけをみて割安かどうかの判断はしないと指摘し将来の成長性や財務諸表に表れない価値などを考慮すれば決して割高ではないと判断したようです。
また、以前からアマゾンについては「ずっとファンだった。(株を)買わなかったのは愚かだった」と述べており、ジェフ・ベゾス最高経営責任者(CEO)の指導力を高く評価していました。

また、バフェット氏は18年のアップル株大量取得し、昨年5月の株主総会前に7500万株を追加で購入して持ち株比率5%の大株主に浮上しました。

バフェット氏は「100%保有したい」と語るなど、いまやお気に入り銘柄の一つになっています。

ただ、アマゾン株の購入についてはバフェット氏自身ではなく「当社で資金を運用する同僚の一人」といっており今後のバークシャーの投資戦略が「バフェット後」を見据えた運用体制への変化が表れ始めています。


"バークシャー・ハザウェイにはバフェット氏ともう一人偉大な投資家がいます。"
バフェット氏が88歳で「オマハの賢人」と呼ばれ、世界中の投資家から尊敬を集めていますが、盟友で95歳のチャーリー・マンガーという副会長がバフェット氏を今日まで支えてきました。
マンガー氏は今では、ほとんど目も見えず、歩くとひどい腰痛がするなど高齢と肉体的な障害を持っているにもかかわらず、思いもよらない鋭気と好奇心に満ち溢れた人物で人もうらやむほどの集中力を持っているそうです。
そのマンガー氏が「アマゾンにとってはコストコが、コストコがアマゾンを恐れる以上に脅威になる」といっています。
コストコはいづれ効率性を高めるだろうし、既に信頼性は高い。すべての数字から見てコストコはアマゾンを恐れる理由は何もないとうそぶいています。
コストコのストアコンセプトは、入荷したままのパレットに乗っている商品を大型の倉庫に並べて販売することにより、管理や陳列にかかるコスト(費用)などを徹底的に抑える倉庫店スタイルであって、入荷した商品は閉店後の深夜にフォークリフトで店内に運び、パレットに載せたままの状態で販売することが特徴となっており、2018年8月時点で世界で約753の倉庫店を展開しています。


そんなコストコ(COST)の2年チャートを掲載します。
4月に入って足踏み状態が続いていますが、最高値248.7ドルにあと4ドルほどと迫っています。

売上とEPSの過去一年間のデータです



マンガー氏については「マンガーの投資術」が出版されています。

これも珠玉の名作投資本ですので、いい参考書ですから是非読まれることをお勧めします。


それでは、よい投資を !
ありがとうございました。

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