セールスフォースという注目銘柄について

お疲れ様です !!

               

本日のテーマは注目銘柄についてお話ししたいと思います。


私は、今注目銘柄として「セールスフォースドットコム(CRM)」という企業に注目しています。

セールスフォース・ドットコム(Salesforce.com, Inc. )はクラウドを通じて、顧客関係管理(CRM)を中心とする企業ソフトウェアを提供する世界最大のクラウド型 CRM(顧客管理) ベンダーです。

大手 企業から中堅・中小企業、スタートアップまで、CRMからSFA (営業支援)、 カスタマーサポート、マーケティング、アプリ開発まで幅広いサービスの提供をおこなっています。


【概要】同社は米国カリフォルニア州に本社を置く、顧客関係管理(CRM)ソリューションを中心としたクラウドコンピューティング・サービスの提供企業である。

ビジネスアプリケーションおよびクラウドプラットフォームをインターネット経由で提供している。1999年3月に、マーク・ベニオフにより設立された。


【最新ニュース】

トップアナリストのアップグレードおよびダウングレード

Salesforce.com Inc.(NYSE:CRM)はOverweight評価で始まり、Stephensで183ドルの価格目標を割り当てられました。コンセンサスアナリストのターゲットは173.22ドルで、52週間のトレーディングレンジは102.37ドルから161.19ドルです。(2019.1.17 -9:10-  Market Watch)


【直近決算】19年1月期第3四半期業績は、売上高が前年同期比25.6%増の33億9200万ドルに伸びる一方、コスト増で純利益が同1.9%減の1億500万ドルに縮小した。

特殊要因を考慮した非GAAPの調整後・希薄化後1株利益(EPS)は0.61ドル。売上高、同EPSともに市場予想を上回った。

部門別の売上高は、サブスクリプション・サポートが26.4%増の31億6800万ドル、プロフェッショナルサービス・その他が14.9%増の2億2400万ドルに伸びた。

全体の前受収益は24.7%増の53億7600万ドルに伸びている。


同社のキース・ブロック共同CEO(最高経営責任者)は、「当四半期が好業績となり、22年1月期に年商230億ドルを実現するためのマイルストーンに向け着実に前進している」と自信を深めている。


【決算見込み】

会社側は19年1月期の業績予想レンジを上方修正。売上高を130億7500万~131億2500万ドルから131億2500万~131億7500万ドルに、非GAAPベースでの調整後・希薄化後EPSを2.29~2.31ドルから2.50~2.52ドルにそれぞれ引き上げた。 

SBI証券(18年11月29日作成)

ご承知のように、今注目の企業向けクラウド事業の大手です。
クラウド事業では、最大シェアがアマゾンで、マイクロソフトが追随していますが、
  
同社は企業向けクラウド事業では最も注目度が高い企業です。


      上の表は、ITクラウドサービスの世界シェア(2017年)です(ちょっとデータが古いですが)


この分野に関しては、貿易関税問題の影響は少ないと思います。
続いて、直近のチャートです。

2年チャートですが株価は75日移動平均を境に反発を強め、上場来高値の161.19ドルをうかがおうとしています。チャートはWボトムを形成後反発し、最初の戻り高値を上回ってオニール理論によるところの買いシグナルが出ているようにみえます。
MACDも陽線方向へ反発を見せ始めています。


続いて、過去3年間の四半期EPSと売り上げの推移です。

過去一年間の四半期売上とEPSのグラフです。EPSの予想をどの期においても上回っています。

過去3年間の売上とEPSの四半期ごとの推移です。これもすべての期間で市場予想を上回っていて、伸び率も申し分のないデータを示しています。


下の表は、同社との比較の多いアドビシステムズの同様の資料です。

アドビシステムズは一株当たりの利益はセールスフォースを上回っていますが、市場での評価の基準は成長力と市場予想に応えることのできる信頼性です。
その他にも、ライバル企業としてアクセンチュア、ブィエム・ウェア、アイ・ビー・エムがありますが、過去3年間の利益成長率、過去1年間のリターンの高さから、今後の成長期待が最も高いと予想します。


ソフトウェアライバル企業との株価比較のチャートです。

上のチャートは2018年の一年間のチャートで年間上昇率は+27.8%で、ほぼアマゾンの上昇率と同じですが、1/18時点においては+40%を上回っております。


キース・ブロック共同CEO(最高経営責任者)の予想からは今回の決算での1株利益は0.6~0.63ドルを見ているようです(市場予想は0.55ドル)。
今回も市場予想を上回りそうです。(決算発表は 2月28日予定)


【結論】
ただ、懸念は株価が最高値に接近していることと、株価収益率が非常に高い(アマゾンをはるかに上回っています)のがネックでしょうか・・・・・・?
他のグロース株のPER
CRM 143.56
AMZN 86.49
NFLX  82.26
ADBE 42.71
BABA 47.20


う~ん!!  やっぱり厳しいですね・・・・・・今の株価の高さとPER。高すぎますよね。


シニアの私には難しい決断です。やはり、少し様子を見て株価の下落を待ちたいと思いますが、今からアマゾンを買おうかと考えているような方は、一考されてもいいのではと思います。


私のブログは「馬耳東風=独りよがり」ですので、独断と偏見に満ちてるかもしれませんが、そんな時はご容赦ください。


それでは、あくまで自己責任でいい投資を !

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