株価下落時の売りタイミングについて

おはようございます。
12月に入って、市場がかなり変動していますね。
株価が下落したときにいかにして売り抜けるかという判断は、買付の判断よりもむつかしいと思います。
私も過去に大きく失敗したことが何度もあります。
人間は感情に左右されてついつい冷静な判断を失ってしまうことが往々にしてあります。
私の場合も、2001年と2002年にいづれも前年の資産の68.6%まで下落、翌年は更に46%と2年間で資産の約7割を失うという失敗を経験しています。
ご存知の方も多いと思いますが、当時はITバブルの崩壊で日本株と米国株のハイテク企業と新規公開銘柄に集中投資をしていたため手ひどい損失を被りました。
「これだけ下げたんだからそろそろ戻るだろう。」・・・・・・これがいけませんでしたねぇ。
ずるずると蟻地獄状態でした。今思い返してもゾッとします。
そのころは株式投資を始めて日も浅く、今のようにインターネットもさほど普及していなくて、手数料も高くて買うのも売るのもコストがかかるということでついつい売りを先延ばししたことが致命的に傷を大きくしてしまいました。
特に米国株などは、現在のように企業情報も入らなくて企業名いいからということで購入を決めたり、まあ今から思えば宝くじを買うようなものでした・・・(笑)。
また、2008年のリーマンショックの年にも大きく資産を落とすこととなりました。
2003年からは残った資産をすべて中国株に移し2007年までの4年間で4倍強まで増やしたところでリーマンショックです。
あれよあれよという間に暴落して・・・・・・まさに暴落でした。
何とか一部銘柄を残して売り処分を完了したところで6割程資産は縮小していました。
ランキング上位の「よしぞうさん」の主力銘柄の「テンセント」は私もほんの少しですが2003年に買って今年の8月まで15年間持ち続けていましたが、利益が出て今日まで投資を続けてこられたのは、この銘柄のおかげでした。
このように、市場の暴落は突然として起きます。
経済の減速スピードとは全く違ったスピードで急激に進むことを経験したおかげで、どんなにファンダメンタルズのいい銘柄であろうとも自分で決めた売却値まで下がった時には躊躇なく売却することが習性となりました。
絶対に市場から逃げないで嵐が過ぎればまた戻ればいいやと考えています。
そのための資金と意欲を持ち続けることが大切だと思います。
私ももう3年ほどで70歳を迎え、いつまで投資を続けられるかはわかりませんが続けられる限りはライフワークとして頑張るつもりです。
損切理に関する私自身のルールについてですが、ウィリアム・J・オニールは著書で買値から7~8%の下落で損切を推奨していますが、これは実際むつかしいと感じています。
私としては、基本的には10%下落で売りサイン、15%下落で強制売却ということに決めております。
「ナンピン買い」は絶対にしません。現在のようなプロの機関投資家によって動かされているようなマーケットでは下落した株が復活するというのはよほどのニュースがなければおきないと思っています。
ただ、投資については人それぞれ考えがあると思いますから自分に適した考えで進めればいいと思っています。
それと私は52週高値からの下落率も売却を考える場合の目安にしています。
では、皆さんもいい投資を・・・・・・・・・・・

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