決算発表を前に、弱気予想が増えてきてます。

こんにちわ!
タイトルにあるように、今月の14日から始まる中間決算発表に向けて、弱気の予想が多くみられるようになりました。
心配ですよねぇ。!
そこで、ちょっと調べてみました。    

     

今年の弱気相場を乗り切るためにも、ネガティブな情報にもきちんと対処する必要があります。

SBIグローバルマーケットから

私はSBI証券を利用していますので、SBIのサイトから10月~12月決算に関する予想情報が出ていたのでご紹介します。


すでにご覧になっている方も多いと思います。


  

上の表はS&P500のEPS(一株当たり利益)の予想図です。
左側の図は10月~12月(4Q)のEPS伸び率を示しています。7月~9月期の26%増から11.4%増まで大きく下がっており、19年1月以降も伸び率が低迷することを予想しています。
10~12月期が7~9月期に比べて大きく減速した理由に、一つには7~9月期は前年の伸びが非常に低かったことで伸び率に反動が表れたこと、更に10~12月期はドル高で利益が抑えられることが挙げられる。
また、右図については年間でのEPSの増加率を示していますが、これは前年に対して7.4%増となります。去年の9月末時点では10%増とみられていたので2.6%下方修正されていることを表しています。
株価の動きに比べると2.6%というのは比較的小さいので減益を予想するには、まだ、かなりマージンがあるということです。


ということで、減速は間違いないのですがリセッションを心配するほどではなく、また、アナリストの下方修正がどの程度入るかということも株価に影響を与えるとのことでした。


その他にも、「アップルショック」の影響で、今回の決算でかなり弱気の予想が増えてきました。

企業業績で「第2のアップル」に警戒

私のニュースソースの日経新聞から気になる情報が二点ありましたので掲載します。

米株式市場が企業業績の先行きへの警戒を強めている。市場が予想する主要500社の2019年通期増益率は7%と3年ぶりの低水準のうえ、さらに下振れする懸念が拭えないからだ。米アップルの見通し修正のような景気減速や米中摩擦の悪影響を市場は測りかねている。14日から発表が本格化する18年10~12月期決算で示される企業側の見通しが株価の上値を抑える可能性がある。

              

「10~12月期決算発表シーズンで、市場は多くの『アップル』をみることになる」。モルガン・スタンレーの有力ストラテジスト、マイケル・ウィルソン氏はこう警鐘を鳴らす。アップルは市場の想定を上回る業績見通しの下方修正を2日に突如発表し、株価が急落した。


個人消費は好調といわれているにもかかわらず、小売業界でも失望を招く発表が続いた。10日は百貨店大手のメーシーズ株が前日比20%安と急落する場面があった。年末商戦期の既存店売上高が振るわず、同日朝に19年1月期通期の見通しを下方修正したためだ。同業のコールズも既存店売上高の伸び率が大幅に減速し、株価が一時10%安まで売り込まれた。

     

米調査会社ファクトセットが証券アナリストの業績予想を集計したところ、主要500社ベースの1株利益は前期比7%増にとどまり、18年の22%増から大幅に鈍化する見通しだ。法人税引き下げによる増益効果(10%程度)が剥落することに加え、景気減速による需要の減少、人件費や輸送費、原材料費などのコスト高が響いている。


19年の年間業績の市場予想は米株相場に連動する形で段階的に下がってきた。主要500社の予想増益率は18年9月末時点では10.2%で、直近3カ月で3ポイント低下した。公益部門を除く全業種で予想は下方修正されている。アップルの不振に連動する形で半導体関連の業績予想も切り下がり、IT(情報技術)関連の増益率低下も目立つ。


投資家は決算シーズン後に19年の業績予想がもう一段下がることを警戒する。米運用会社ヌビーン・アセット・マネジメントのボブ・ドール氏は「市場予想はまだ高すぎる」と指摘する。業績予想の前提となる景気・事業環境の先行きが不透明で、予想に反映し切れていないとみているからだ。 


特に米中貿易戦争の影響は「織り込み切れていない」(米金融サービス会社ミラー・タバックのポール・シェイ氏)との指摘は多い。供給網の変更や関税によるコスト増、企業の設備投資計画、個人消費まで影響の範囲が幅広く、業績予想に早期に反映させるのは難しい。米中の貿易交渉には進展がみられるが、包括的な合意への道筋はまだみえない。


米国企業のなかでも設備投資額が大きいエネルギーやIT業界で業績の下振れが目立つのも、懸念材料の一つだ。経営者が先行きに慎重になれば、設備投資が減少に向かい、景気の下押し圧力を強めるのは避けられ

ない。     —  1/14 日経新聞 より —

私も、オニールの「成長株発掘法」からEPSの重要性が企業の安定と成長を図る重要な指標であることを学びました。
過去3年以上にわたり四半期ごとのEPSの動きを見ながら企業評価をすることが大切だと思います。
特に、これからの不安定な相場状況の中では。

米企業「業績格差」に身構える市場(NY特急便)

ここにきて、業績の格差がはっきりと表れ始めたようである。

中国市場では、ゼネラルモーターズとスターバックスが明暗を分けた。昨秋に公表したリストラの効果に加え、今期は過去最多となる20車種以上を中国で発売する。「中国では過去20年、大きな成功を収めてきた。我々のブランドは強力だ」と、米経済テレビで自信満々に語り、高級車「キャデラック」を18年に中国で20万台超を売り、前の年から17%売り上げを増やした。19年も高価格帯の電気自動車などを続々と投入するという。


一方、中国懸念で売られたのがスタバ。ゴールドマン・サックスが11日、投資判断を「買い」から「中立」に引き下げた。中国の景気低迷で、価格が高めのコーヒーの売れ行きが鈍るとみる。爆発的に店舗数を増やしている中国資本の「瑞幸珈琲」との競合も響く。


米国市場では、アップルが年初に18年10~12月期予想を下方修正し市場に冷や水を浴びせた。一方、決算で改めて強さを見せそうなのが17日に発表を予定するネットフリックスだ。


BSのエリック・シェリダン氏は数百万人分のクレジットカードの利用情報や「グーグル」での検索件数などから、利用者数の高い伸びが続いていると分析。10日付でネットフリックスの投資判断を「中立」から「買い」に引き上げた。19年12月期の純利益は前期比65%増の19億5000万ドルと、市場予想を1億ドル強上回るとみる。


ネットフリックス自身が発信する情報もこれを裏付ける。昨年12月に配信を始めたホラー映画「バードボックス」は、初週に4500万人強がダウンロードしたという。同社作品では過去最高だ。もしこれが劇場映画なら、500億円規模の売上高を1週間で上げられる計算になる。


米株は昨年12月24日の直近安値から戻り相場が続くが、ハイテク大手は値動きの違いが目立っている。同日から1月11日までの上昇率はネットフリックス44%、アマゾン・ドット・コム22%に対し、アルファベット(グーグル)は8%、アップルは4%にとどまる。アマゾンはネット通販とクラウド事業という2本柱の収益力が安定している上、「広告事業でアルファベットからシェアを奪いつつある」(米中堅投資会社)との見方が出ている。


主要500社の予想PER(株価収益率)は、12月下旬に13.6倍と5年半ぶりの水準に下げた後、足元で15倍前後まで戻してきた。金融サービス会社ミラー・タバックのマシュー・マリー氏は「強気から中立にスタンスを切り替えたい」と話す。企業間で格差が広がるなら、次期の業績見通しを見極めてから投資しても遅くはないだろう。


以上のように、弱気予想が拡大する中においても、企業の選別が行われ、さらなるふるい分けが進んでいきそうです。


より慎重に銘柄の選別をおこなうことが必要になってきますね。


最後に私の保有銘柄を含めたWatch銘柄の10~12月期予想と決算発表予定日をまとめてみました。

アップルは修正予想が発表されましたが、ほかの企業においても今後、下方修正発表が続くかもしれません。


なんか私のブログはいつもネガティブな内容ばかりのようですが、決して私自身は根暗な性格ではありません。本当は、もっと明るい話題を取り上げたいのですが、いかんせん、今は、世の中不安な話題が多すぎます。


ブログは私自身の投資に関する記録でもあり、備忘録にしたいと考えているので、その時その時の経済情報に沿って書いていきたいと思っていますし、いつまで続けられるか分かりませんが投資の成功も失敗も含めて、ありのままに書き綴っていきたいと思います。


どうかよろしくお願いします。


それでは、良い投資を !

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