世界の金融市場の2018年の結果は・・・軒並み下落でした

こんにちは !!
昨日に今年度の運用成績をご報告しましたが

いろんな方のブログを拝見して、苦労された方も多かったようですね。


27日に12月の米CB消費者信頼感指数が発表されてましたが、市場予想の133.5を大幅に下回る128.1に低下したようです。現状の景気とは別に市場関係者の間では米国の景況感悪化に対する警戒感が広がってきているようです。
2019年にはトランプ減税の効果も剥げ落ち、好調な経済も明らかな後退基調を見せてくるでしょう。


今年と去年の世界金融市場の地図は大きく変化

2018年の世界の金融市場についての面白いデータがありましたので今回のテーマにさせていただきました。
2019年においても、緩和相場が終幕して世界の市場はさらに混迷をきわめるのではとみられています。

2018年の金融市場はほとんどのリスク資産がリターンを生まない「勝者なき1年」となった。意味するのは積極的にリスクを取ってきた投資資金の逆流だ。金融危機から10年、緩和マネーが支えた適温相場は終わった。米中貿易摩擦や欧米の政治混乱の下で始まる19年、不透明感は一段と深まる。



     

               — 12/29 日経より引用 —

2018年が2017年に対して同じ、ないし勝てたのは「新興国と先進国の国債」と「現金」のみでした。
世界の46カ国・地域のうち43市場の株価指数が下落し、上昇したのはブラジルやインドなど3市場のみで、中国は20%超の下落となりました。
年初に85兆ドル(約9400兆円)と過去最高に膨らんだ世界の株式時価総額は足元で67兆ドル(約7500兆円)と2割減少したそうです。


2018年は米国を含めて世界で18か国が金融引き締めに向かい、それにより適温相場は終焉し流動資金の変動リスクが高くなったと専門家はみています。


その動きは、すでに2月の株価下落でまず世界のIT(情報技術)株への熱狂が薄らぎ、次に新興国通貨が動揺し、10月以降は低金利下で利回りを求めるマネーが流入した社債が売られることで顕著になったといいます。
FRBにおいても19年の金利の引き上げについは厳しい選択が迫られており、情報が希薄な私たち個人投資家にとってはかなり難しい判断を迫られることは間違いがないと思います。


投資を続けるものにとって今後の経済環境を考えたら、市場から少し離れることがいいのかもしれませんが、離れたら戻ってこられないかもしれませんね。
プレーヤーとして行動するためには、今まで以上に慎重に行動することが重要と考えます。


日本については、19年は消費税増税が控えてます。
私は個人的には、とても増税を進める状況にはないと思っています。
リーマンクラスの経済危機が起きない限り消費税増税は実施すると政府は言っているようですが、世界はすでにQE(金融緩和)からQT(金融引き締め)に舵を切り始めています。
いまだ金融緩和を続けざるを得ない日本では、景気後退に対応するためのカードは全くもっていません。


悲観的な話が多くて申し訳ありません。


それでは、みなさんいい投資を

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