今後の相場転換を考えて、ポートフォリオの再点検をしてみます

こんにちは !


今年になって好調な市場環境が続いており、つい投資に楽観的になってしまいそうですが油断大敵です。
むしろこれからが最も難しい時期になるような気がします。


その理由は、外部環境の悪化とやはり急激な株価の上昇です。
年初来のS&P500種指数の月ごとの上昇日と下落日を纏めてみました。


1月 上昇日 15日  下落日 6日
2月  〃  12日   〃   7日
3月  〃   5日   〃         6日
  計             32日                      19日   
51日間の内、上昇日が32日と上昇比率 63%となってますが上昇ペースは徐々に下がってきました。


年初来の上昇率は12.6%で、ナスダックに至っては年初来15.9%の伸びとなっています。
以下の表

3月に入ってペースダウンが見られますが、依然として高い前年伸び率を表しています。


過去10年間のナスダックとS&P500指数の伸長率を表したのが下の表になります。

上の表のように、3月の中旬時点でほぼ一年分の上昇率を達成してしまったような勢いです。
しかし、この表をよくよく見てみると、オレンジの網掛けのある2010年と2014年の指数伸長率が現在の状況と似通っています。


2010年の時は翌年にヨーロッパ危機が発生しました。
2011年のナスダックは7/20の28582357(8/8)へ -17.5%の下落に見舞われました。


また、2014年の場合は2015年のチャイナショックの前年になります。
2015年のナスダックは7/20の52184526(8/24)へ -13.3%の下落と12/29の51074266(2016/2/11)への -16.5%の二度の大幅下落がありました。


未来を見通すガラス玉を持ち合わせていない私たちは、未来のことを過去の経験から少しでも学び取る必要があります。


上記の表のように何度も歴史を繰り返す原因は、人間は過去を真の学びの友としていないため、その時々の欲望や一時の感情に流されて、何度も同じ失敗を繰り返してきた歴史があります。


ちょっと、大げさな物言いになりましたが、徒労に終われば何よりではありますが、備えは常に大切なのではないでしょうか。

 

投資の格言の中に
①「決して相場巧者となるな、まして場面巧者となるな」という戒めがあります。
その意味は "相場に長く向き合っていると慣れが生まれ、つい勘や経験を頼りにした根拠の無い投資をしてしまいがちです。"
それを戒めた言葉です。


更に、アメリカの著名投資家ジョン・テンプルトンの有名な言葉として皆さんもご存知の
②「相場は悲観の中に生まれ、懐疑の中で育ち、楽観の中で成熟し、幸福感の中で消えていく」
その意味を読み解くと4つのステージに分けて説明することができます。
具体的には、


1. 市場が総悲観となった局面が、強気相場の出発点になりやすい
2. 先行きに警戒感や疑い(懐疑)が残るうちは徐々に上昇(回復)を続ける
3. 警戒感が薄れ楽観的になったころは、相場の天井圏が近い
4. 市場が総強気や幸福感に浸っているときに、上昇相場が終わることが多い


現在の米国株の状況を分析すると、私は個人的な独断として4番目のステージに入っているのではないかと考えています。


それを相場の波動でみると、以下のような図になります。
エリオット波動の基本と波の個性


現在のS&P500種指数チャートです

上のエリオット波動図とS&P500指数のチャートを比べてみると類似点が浮かび上がってくると思いますが、今の状態は、エリオット波動の第5波の段階にあるのではと考えます。


そういう視点に立って私は、もう一度ポートフォリォを見直そうと思っています。
私のアセットは、債券や不動産、商品などへの分散はおこなっていないため、アライアンスは株式と現金のみにしています。


年老いた両親を抱えているという家庭事情もあって、安全資産の現預金は動産資産の75%は不測に備えており、残りの25%でリスク資産の運用をしています。


そのリスク資産のポートフォリオの中身は 

上記のようになっていますが、分類として
種別では
① 株式(米国個別株)   40% 
  MSFT+V+ADBE+MCD = 38.2%
② ETF(米国株・指数インデックス) 35%

       QQQ+VTI+HDV+VWO+SPXS = 39.0%
③ 現金(ドルMMF)  25%

      MMF+Csche = 22.9%  以上  100%
となっています。


これをリスク視点でのジャンルに分類すると
① ハイリスク MSFT+ADBE+QQQ = 22.0%
② スタンダード V+VTI = 26.6%
③ ローリスク MCD+HDV = 20.7%
④ 新興国ETF   VWO  4.0%
⑤ リスクヘッジ SPXS  3.9%     計 77.1%
以上のように、分散させています。


ETFのSPXSは相場転換を知るためのアンテナとして加えていますが、近々CFD取引を開始するため、その段階で切り替える予定です。



CFDの取引目的は、基本的には今後の相場転換に備えたリスクヘッジが目的になります。
従って、収益に力点を置くつもりはありません。

新興国のETFであるVWOは中国の景気減速はかなり深刻になると思われるため、こちらも近々に売却を予定しています。


私は、長期投資を目指しますが長期保有は目的にしていません。
基本として売却ルールを厳守するつもりですので、決めたルールに該当しなければ結果として長期保有になるということです。


ここにきて個別株の最高値更新が出てきているため、買値-7%ルールは適用できないため最高値-10%カットラインに変更してます


この売却ルールは「オニールの成長株発掘法」からの手法を引用しています。

      

オニールの成長株発掘法 【第4版】
<追伸>
CFDについてですが、とても面白い投資ではあります。
投資対象も株価指数、商品、株式、ハイレバレッジ型ETF、REIT型ETFと種類も豊富で、注文方法も通常の成行、指値、以外に逆指値、IFD、OCO、IFD-OCO、トレールと多彩に選べます。


私もまだ実際に始めてはいないので、これ以上はお話ししませんが、少額に限定してするならいいかなと思いますが、株式で5倍、株価指数で10倍、商品で20倍のレバレッジになりますからその分、リスクは増します。


そこそこの投資経験があって利益よりも損失を優先できる考え方の人でなければおすすめはできません。


GMOクリック証券ではCFDの「デモ取引」ができるので興味のある人はまずデモ取引から勉強することをお勧めします。


最後にもう一つ好きな投資の格言を !
「ショックの中にこそ、チャンスが隠れている。逃しても、次がある!​」


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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