弱気相場で思うこと

こんにちは!


      
今年も残すところあと一週間となりました。米国株市場も残り5日間です。
当初は、前半は悪くても後半でそこそこ盛り返すのでは・・・と甘い思いでおりましたが
大間違いになりそうです。
昨夜のマーケットは、大幅に3日続落です。
詳細は下の表をご覧になってください。
下落の要因については、景気減速への懸念や米政府機関の一部閉鎖への警戒感のうえに
クリスマス休暇を控えた週末で持ち高を整理する目的の売りが重なったもようです。
FRBの金融姿勢についても市場が思っているよりもタカ派であるとの捉え方が市場関係者の中ででているとのこと。
更にトランプ氏による国境の壁建設費を巡るツイッターや対中貿易交渉「90日期限」についても通商担当から厳しい意見が出ていたりして、これらも市場を暗くしています。
指数の下落状況は、以下の通りです。


表にあるようにナスダックは-22.1%と弱気相場入りがめいかくになりました。
アマゾンについても12/13の1,658.38$から21日終値 1,377.45$と-17%、高値からは
 -33%下落となっています。
下の表は2008年のリーマン以降の指数を表したものです。(小さくて見づらいかもしれません)

ごらんのように指数が前年を下回った年は、米国と日本では2008年、2015年、今年の3回。中国(香港)は2008年、2011年、2013年、2015年、今年の5回となっています。
いづれにしても、下落ショックは2015年のチャイナショックを上回っていることがわかります。


ただ、過去と違っているのは今回の下落は経済統計指数の明確な悪化を示す数値が出ているわけでも、明らかな企業業績の悪化を示すものではなく、そのほとんどの原因は地政学的リスクや思惑、など人為的に引き起こされたことが原因となっているように思います。


今回の下落は「あきらかに」人災だと思います。
私も経済的基盤が安定している今はまだここまでの急激な下げは想定外だったので予想以上のダメージとなりました。

資産の調整に入りました

昨夜、「Cut line」ルールに従って二銘柄の売却を行いました。
以前にもお話ししましたが、私は二つの「Cut line」を設けてそれに抵触したら売却することにしています。
今回売却した銘柄は アマゾンとQQQ(ETF)です。
アマゾンは買値から7%downが理由、QQQは2017年6月の買い付けで含み益に余裕があったので遅れてしまいましたが、高値15%downルールに従って売りました。


来週からも続々出てきそうな予備軍を抱えておりますが、止むをえません。


ところで、「オニールの成長株発掘法」の第10章に面白い内容の記載がありますので、その一部をご紹介したいと思います。
タイトルは絶対に売って損切しなければならないときです。
バーナード・バルークが語る億万長者になる秘密の必勝法として、彼が残した言葉で「投機家の下す判断が半分正しいとすれば、彼の打率はなかなかのものだ。間違いを犯したときに素早く損切するだけの分別があれば、10回のうち3,4回しか正しい判断を下せなくても、大金を儲けることができるはずである」
つまり、どんなに優秀でも人間は間違いを犯す。だから損失の割合が常に一桁のうちに損切して最小限に抑えよということです。
要するに「小さく負けて、大きく勝つ。それが投資の世界の聖杯である」とマーク・マンデルも語っています。
オニールは本の中で利益確定と損切の比率を3対1くらいにしておくのが理想だと言っています。つまり20~25%の利益を得るなら、損失は7から8%で抑えるということです。
今、私が実践しようとしている有効な方法です。(迷いがなくなります)


そのほかにも何点か参考となる点があったのでお話しします。


1. 投資で間違った判断をしたかどうかを確認するのは簡単・・・・・株価が買値を下回ったら間違ったとおもうべきだ。
1.オニールですら大きな利益を上げられた銘柄は10銘柄中1~2銘柄であった。では残りの銘柄はどうしたのだろうか。上がるまで持ち続けるのか(ほとんどの人が侵す間違い)
1. 「その株を売ることはできない。今売ると損が出るから」というとき、人は希望的観測が現実を左右すると勘違いしている。損失はすでに出ているんだということを認識すべき。
1.買値から7から8%の下落で損切すべき
個人投資家ならば、各銘柄を買った買値から最大でも7から8%の損失が出たら損切するという確固たるルールに従うべきである。
難しければ、少し手を加えて5%下落したら半分を売り、10%下落したら残りを売るということもよい方法ではある。


オニールはグロース株投資で「ドナルドさんのブログ」でも紹介されていましたが、実践的でわかりやすくて、シーゲルやエリスのような堅実な投資法とうまく組み合わせてポートフォリォを組み運用してみると面白い投資ができるかもしれません。


勝手なことを言いましたが、それぞれの決めた投資方法でおこなっていたたくことが一番です。
私の話がわずかでも投資の和や多少の参考になれば何よりと思っております。


いづれにしても「ジョンソン&ジョンソン」「アマゾン」「QQQ」と売却して現金のウェートが45%程になりましたが、今後さらに高まる可能性はありますが、どこかでまたチャレンジできるように研鑽に励みたいと思います。


ではみなさまも、よい投資を

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